電源ボタンを押すと、起動中を示す青いランプが点灯するものの、
画面には何も表示されず起動できない状態となった3DS LLの修理をご依頼いただきました。
初期点検を行う
3DS LLの起動できない不具合の原因はさまざまです。
お預かり後はまず点検を行い、どのような状態で起動できないのかを確認します。
症状を確認することで、ある程度の故障箇所の予測が可能となり、多岐にわたる原因を絞り込むことができます。

青ランプは点灯するが画面がつかない症状の3DSLL。

起動できない(立ち上がらない)といった症状でした。
原因を調べる
点検を行った結果、
お客様からのご申告通り、電源は入るものの上下画面に何も表示されず、起動できない症状を確認しました。
また、起動している状態で本体を振ったり、
ヒンジ部分を軽く叩くと、「ブッ」という音とともに電源がシャットダウンしてしまう症状も確認しました。
ケーブルの断線が原因である可能性が高いため、
本体を分解し内部のフレキシブルケーブルを確認しました。



ほんの少しだけ断線している状態でした。

今回の起動できない原因と修理内容について
上側カバーを取り外し、内部のフレキシブルケーブルを確認したところ、
スピーカーケーブルが一部断線している状態でした。
この断線により、起動できない症状や、衝撃を加えると電源が落ちてしまう症状が発生していました。




スピーカーケーブルを交換する
次に、上画面とカメラユニットを取り外し、奥側にあるスピーカーケーブルを交換します。

一番奥側のため、液晶とカメラを外す必要があります。
…といえば嘘になります。
スピーカーケーブルのみ外すことは可能ですが、
液晶やカメラのケーブルが断線する事があるため、私はこのような方法で
スピーカーケーブルを交換しています。

組み立てます。


組み立てと動作点検
点検や判断に誤りがある可能性もあるため、
本体に基板を取り付け、分解したままの状態で正常に起動できるかを確認します。

このままバッテリーを当てて起動させます。

最終点検


3DSLLの故障でお困りの方へ
今回お預かりした3DSLLは、
電源は入るものの起動できない状態で、原因はスピーカーケーブルの断線でした。
今回はわずかな断線であったため、
電源は入るものの画面に何も表示されない状態となっていましたが、
断線が進み完全に通電できなくなると、本体の開閉角度によって電源が落ちる、
電源を入れても数秒で電源が切れてしまうといった症状に発展することがあります。
また、先述の通り、
起動できない故障の原因はさまざまで、CPUなどの主要チップの故障によって発生しているケースもあります。
3DSLLの修理業者をお探しの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

