ゲームディスクが読み込めず、ブラウザ画面では「データがありません」と表示され
起動できない不具合のあるPS2 SCPH-39000の修理をご依頼いただきました。
お預かり時の状態と依頼内容
お預かり後、当社の環境で症状の確認を行いました。
PS2ゲームディスクのDVD規格、CD規格、PS規格ディスクのいずれも読み込みができない状態でした。
また、今回のご依頼内容として、電源を切った際に時刻がリセットされてしまう症状および内部の清掃も行います。


ディスクトレイの開閉が遅い状態でした。

回転している様子がない状態で、読み込みができません。

データがありませんと表示されていました。

ディスクを読み込めない原因と修理内容について
本体を分解し、ディスクを読み込めない原因を調べます。
SCPH-39000において、ゲームディスクを認識しない原因として挙げられるのは以下の通りです。
・ピックアップレンズの故障
・ディスクドライブの故障
・基板の故障
発売から年数が経過していることもあり、複数の原因が重なって発生しているケースもあります。


内部のピックアップレンズの状態を確認します。
ピックアップレンズの確認
まず、ゲームディスクを読み込めない原因として多いピックアップレンズの状態を確認しました。
点検の結果、ピックアップレンズの出力が非常に弱く、
ディスクをセットした状態で起動すると、ディスクが数回回転して停止してしまう状態でした。


基板が故障している可能性が高いため、基板を取り出して点検を行います。
メイン基板の点検
ピックアップレンズの故障の可能性も高いですが、
出力が異常に弱い場合は基板側の故障も考えられるため、基板の点検を行いました。


電源基板の故障でも、読み込み不良が発生します。
今回は問題ありませんでした。


ドライブ等を外して、基板を取り出します。


メイン基板の修理
基板点検の結果、電子部品の劣化が確認できたため、
該当部品の交換と、予防として関連する部品の交換を行いました。


メイン基板修理後の動作点検
基板修理後は、症状が改善しているかを確認するため、一度組み立てて動作点検を行います。

シールドプレートの接点部分の腐食と若干の曲がりを確認したため、
当社が所有している中古品のシールドプレートへと交換しました。
このプレートの曲がりや通電(アース)不良によっても、
読み込み不良が発生します。

ディスクが回転するようになりました。
しかし、【PS2規格ディスクではありません】と表示されたり、
【読み込みに失敗しました】と表示され、
ゲームディスクを読み込みできない症状の改善には至らず。

ピックアップレンズの交換
ピックアップレンズの出力は正常に戻ったものの、
依然としてゲームディスクを読み込めない状態であったため、ピックアップレンズの交換を行います。




種類が異なりますが、取り付け・読み込みは可能です。
ピックアップレンズ交換後の動作点検
ピックアップレンズ交換後は、再度分解した状態で動作点検を行います。


清掃・組み立て・最終動作確認
基板修理およびピックアップレンズ交換により、
ゲームディスクの読み込み不良が改善されたため、清掃を行い、組み立てて最終動作確認を行います。




時刻を合わせて、ゲームディスクの読み込み点検を行います。




さいごに
今回お預かりしたSCPH-39000のゲームディスクを読み込めない原因は、
メイン基板の故障とピックアップレンズの故障により発生していました。
内部清掃も行い、ドライブ内のメンテナンスも実施したため、今後も長く使用できることが期待できます。
同様の症状でお困りの方は、BunnyCraftまでご相談ください。

