PlayStation 2規格のゲームディスクを一切読み込むことができないPS2 SCPH-18000をお預かりしました。
初期点検を行う
SCPH-18000において、
ゲームディスクを認識できない、読み込めない、起動できないといった症状は、
本体側の故障であるケースが多いですが、まれにゲームディスク側の不具合によって発生することもあります。
そのため、他のPS2で正常に読み込みできることを確認済みのゲームディスクを使用し、当社の環境で動作確認を行います。


約50秒ほど経過した後に、エラーメッセージが表示される状態でした。

ゲームディスクを読み込めない原因と修理内容について
ゲームディスクを読み込めない原因は複数あり、
ピックアップレンズの故障、基板の故障、ドライブの不具合などが挙げられます。
初期点検の結果、
PS2のゲームディスクであるDVD規格・CD規格、およびPSゲームディスクのすべてが読み込めない状態を確認しました。
また、ディスクの取り込み自体は正常に行われるものの、
読み込み開始から約50秒後に「ディスクの読み込みに失敗しました」と表示される症状を確認しました。
これらの症状から、ディスクの読み込みを行うピックアップレンズの故障である可能性が高いと判断し、
本体を分解してピックアップレンズの交換を行い、症状が改善するかを確認しました。





動作確認と組み立て
ピックアップレンズを交換し、
ドライブの角度調整およびメンテナンスを行った結果、正常にゲームディスクを読み込む状態となりました。
ただし、ゲーム中に映像の乱れやフリーズ、
音飛びといった不具合が残っている可能性もあるため、
分解した状態で動作確認を継続し、問題がないことを確認した上で組み立てを行い、最終点検を実施します。


調整を繰り返します。


まとめ
今回お預かりしたSCPH-18000のゲームディスクを読み込めない、
起動できない不具合は、ピックアップレンズの故障により発生していました。
初期型PS2である10000シリーズや30000シリーズ、50000シリーズでは、
ピックアップレンズの故障であっても、交換のみでは読み込み不良が改善しないケースが多く見られます。
そのため、ドライブの角度調整やピックアップレンズの出力調整、
基板上のコンデンサなどの部品交換を行う必要があります。
また、読み込み速度を優先して調整を行うと、
ゲーム中のロード時にフリーズやカクつきが発生するケースもあるため、バランスを見ながらの調整が求められます。
当社では、基板の修理やドライブの調整、ピックアップレンズの交換を行い、症状の改善を図っています。
同様の症状でお困りの方は、一度ご相談ください。

