PSP-3000の修理をご依頼いただきました。
今回のご依頼内容は、
・〇×△□ボタンが反応しない
・起動スイッチをスライドしても電源が入らないことがある
・充電ケーブルの差し込み口が緩く、接触が悪い
上記3点の修理でお預かりしました。
状態確認
お預かり後は、分解・点検前に当社の環境で故障内容を確認します。
ボタンが反応しない不具合や、
起動しづらい症状については、環境側により左右されるケースは少ないのですが、
充電ケーブルの差込口の不具合については、
ケーブル側の劣化や故障により発生していることがあるため、初期点検は必須です。

電源スイッチを強くスライドさせるか、
少し角度をつけてスライドさせないと本体が起動しませんでした。

時計画面から抜け出せない状態でした。
初期点検の結果、
充電ケーブルの差込口側の劣化と判断しました。
各症状の修理を行っていきます。

修理を行う
今回は、複数の故障があるため、順番に修理を行っていきます。

ケーブル差込口も緩い状態。
交換した方が良さそうです。

ボタンの動作不良を修理
まずは、ボタンが反応しない不具合から修理を行いました。
PSP-3000において、ボタンが反応しない不具合は、
多くの場合、ボタンシートの故障により発生しています。
すべてのボタンが一切反応しない場合は、
基板側の故障も考えられますが、
〇ボタンのみ反応しないといった一部のボタン不良である場合は、
ボタンシートの故障であるケースがほとんどです。
今回のケースでは、〇ボタンが反応せず、
起動時の時計設定画面から進むことができない状態でした。
そのため、その他のボタン反応については確認できていませんでしたが、
まずはボタンシートを交換し、症状が改善するかを確認しました。





品質の低いボタンシートの場合、
交換後に電源が入らなくなるといった不具合が発生することがあるため、
当社では、品質の高いボタンシートを使用しています。

折り目やシワ、
シート下へゴミが入り込んでしまうと、
ボタンが連続で入力されたり、
常に押された状態になってしまうことがあります。

充電口(ポート/差込口)の交換
充電ケーブルの差込口については、
ケーブル側の端子劣化も考えられますが、
当社の充電ケーブルを使用した際にも差込口が緩い状態でした。
また、角度を変えた際に充電が途切れたり、
バッテリーを取り付けていない状態では、電源が切れてしまう症状も確認できました。
そのため、充電ポートの交換を行いました。

写真や肉眼では分かりづらいのですが、
長年使用され、幾度となくケーブルの抜き差しが行われたことにより、
内部が劣化していました。
経年劣化というやつです。



古いポートからケーブルを移植します。

この充電ポートへ交換します。
ケーブルの交換作業は時間がかかるため、
暇なタイミングで、写真のようにあらかじめ準備しています。
料理番組みたいにね!!

起動スイッチの交換
起動スイッチ(電源スイッチ)については、
スイッチ内部の接点不良により、
強く上側へスライドさせないと本体が起動しない状態でした。
そのため、スイッチ内部へ接点復活剤を塗布し、メンテナンスを行いました。



何度もスイッチをスライドさせて、
溶剤をスイッチ内部へ浸透させます。
動作確認と組み立て
ご依頼いただいた内容の修理をすべて行った後は、
上部カバーを外した状態で本体を起動させ、各不具合が解消されているかを確認します。





PSPの場合、
液晶とパネルの間にホコリやゴミが入り込んでしまうと
非常に目立つため、エアーブローを行い、
ホコリが入らないよう注意しながら上部カバーを取り付けます。

撮影時に再びホコリが付着してしまったため、
再度エアーブローを行ってから組み立てました。

PSP-3000の故障でお困りの方へ
PSP-3000は、発売から年月が経過しているものの、
現在でも人気の高いゲーム機の一つです。
そのため、経年劣化による故障が発生しているPSPも多く、
今後も長く使用したい場合は、修理やメンテナンスが必要となるケースが増えてきています。
ソニーでは、すでにPSPの修理サービスを終了しているため、
故障が発生した場合は、ご自身で修理を行うか、当社のような民間修理業者へ依頼する必要があります。
複数の故障がある場合や、
メンテナンス・内部清掃も含めて修理を行いたい場合は、
ぜひバニークラフトへご相談ください。

