NEW3DS 分解中にフラットケーブルのラッチ破損|コネクタ修理

お客様ご自身でタッチパネルを交換しようと分解された際、
フラットケーブルのラッチが破損してしまったとのことで、修理のご依頼をいただきました。

目次

破損したラッチの状態を確認

NEW3DSには、基板上に複数のラッチ(フラットケーブルコネクタのロック部分)が存在します。

通常はラッチを起こしてからケーブルを抜き差ししますが、
NEW3DSには構造上、起こしてはいけないタイプのラッチが4か所あります。

今回はそのラッチを起こしてしまったことでロック部分が破損し、
ケーブルを固定できなくなった状態でお預かりしました。

NEW3DSの起こしてはいけないラッチ部の写真
赤い部分のラッチは、ケーブルを引き抜くだけ!
起こしてはイケません。
ラッチ内部のピンが破損していました。

ラッチ破損による不具合の影響

起こしてはいけないタイプのラッチを起こしてしまうと、
ケーブルを正しく固定できなくなり、接触不良が発生します。

NEW3DSでは、
マイクなど一部のケーブルが接触不良を起こしても起動自体は可能な場合がありますが、
液晶関連のケーブルが接触不良を起こすと、電源が入らない、または起動しないといった症状が発生します。

スポンジやテープで押さえて固定する方法も見られますが、
本体の発熱や振動により位置がずれ、再び接触不良が起きる可能性があります。
そのため、構造に合わせた修理が必要です。

また、瞬間接着剤を使用すると接点部分にまで流れ込むおそれがあり、
かえって接触不良を招くことがあります。
接着剤を使用した後の接触不良は、ラッチ自体の交換作業が必要となります。

破損したラッチの修復作業

今回は3か所についてはラッチの再固定で改善しましたが、
ホームボタンのケーブル差込口のラッチは内部のピンが破損していたため、ラッチ自体を交換しました。

NEW3DSの基板の写真
すでに3か所は、基板修理用のUV硬化剤で固定しました。
NEW3DSの破損したラッチ部分の写真
ホームボタンのラッチは修正できなかったため、
交換を行います。
NEW3DSの破損したラッチ部分の写真
ラッチの状態を確認。
NEW3DSの破損したラッチ部分の写真 顕微鏡使用
溶けて無くなっている状態でした。

ラッチの交換を行う

NEW3DSのラッチ交換時の様子
メイン基板を取り外して作業を行います。
NEW3DSのラッチ交換時の様子
ホットエアーで加熱して、ラッチを取ります。
NEW3DSのラッチ交換時の様子
ラッチ取り外し後。
NEW3DSのラッチ交換時の様子
残ったハンダを除去して清掃
NEW3DSのラッチ交換時の様子
はんだを乗せます。
NEW3DSのラッチ交換時の様子
準備完了。
NEW3DSのラッチ交換時の様子
新しいラッチへと交換します。
NEW3DSのラッチ交換時の様子
位置を調整…。
NEW3DSのラッチ交換時の様子
再び過熱して取り付け。
NEW3DSのラッチ交換時の様子
取り付け後。

ホームボタンの交換

NEW3DSのホームボタン交換時の様子
ホームボタンが破損していたので、ボタンを交換します。
NEW3DSのホームボタン交換時の様子
ゲームカードスロットを外して…
NEW3DSのホームボタン交換時の様子
新しいホームボタンへと交換
NEW3DSのホームボタン交換時の様子
組み立てて動作点検を行います。

動作確認を行う

NEW3DSのホームボタン交換後の動作点検時の写真
分解したままの状態で起動
NEW3DSのホームボタン交換後の動作点検時の写真
ホームボタンが反応するか点検します。
NEW3DSのホームボタン交換後の動作点検時の写真
マイクのラッチを固定して組み立てます。
NEW3DSのホームボタン交換後の動作点検時の写真
ラッチ修正後。
NEW3DSのホームボタン交換後の動作点検時の写真
修理完了!

分解中にコネクタを破損させてしまった方へ

当社では、
お客様ご自身で分解中に破損させてしまったケースの引き継ぎ修理にも対応しております。
破損の状態によっては対応が難しい場合もありますが、
可能な限り修復を行い、再び使用できる状態でお返しできるよう作業を行っております。

NEW3DSのラッチやコネクタ破損でお困りの際は、一度ご相談ください。

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