PS2 SCPH-37000 映像表示がおかしい・二分割になる故障の修理事例

正常に起動するものの、
映像が二分割されたように表示される PS2 SCPH-37000 をお預かりしました。

目次

初期点検時の様子

純正の AV ケーブルを使用して動作点検を行ったところ、
お客様の申告どおり、画面が二分割された状態で表示されていました。

映像が二分割表示される SCPH-37000 写真
今回修理を行うのは SCPH-37000
映像が二分割表示される SCPH-37000 写真
起動はするものの、チラつき後に安定して二分割表示になります。

映像が乱れる原因について

PS2 の映像が乱れる原因としては、
主にメイン基板上の映像出力回路の不良や、
GPU(GS)の故障
が考えられます。

今回のように、映像のチラつきが発生し、
画面が二分割された状態で表示される場合は、
映像処理を行うチップが故障している可能性が高い症状です。

分解し、原因を特定する

メイン基板が故障している可能性が高いため、
分解し、基板を取り出して点検を行います。

 SCPH-37000 の内部の写真
SCPH-37000 の内部。
 SCPH-37000 の内部の写真
分解を進め、メイン基板を取り出します。
 SCPH-37000 の内部の写真
シールドプレートを外すとメイン基板が見えます。
 SCPH-37000 のメイン基板の写真
こちらが SCPH-37000 のメイン基板です。
 SCPH-37000 のメイン基板の写真
映像出力部分を点検します。

今回の映像がチラつく、二分割される原因について

PS2 のメイン基板を点検した結果、
基板上のチップ故障により症状が発生していることが判明しました。

該当するチップ部品に加え、
映像の乱れやチラつきの原因となるコンデンサも同時に交換します。

 SCPH-37000 のメイン基板の写真
映像出力チップを交換します。
 SCPH-37000 のメイン基板の写真
コンデンサが劣化すると、
映像の乱れが発生する可能性があるため、同時に交換を行います。

修理後の動作点検

修理後は、症状が改善しているかを確認するため、
分解したままの状態で動作点検を行います。

症状が改善していない場合は、
再度分解し、点検・修理・動作確認を繰り返しながら対応します。

 SCPH-37000 の動作点検時の様子
最小構成部品で組み立てて、動作点検を行います。
 SCPH-37000 の動作点検時の様子
無事、正常に出力されるようになりました。

まとめ

今回の映像が乱れる原因は、
メイン基板の故障によって発生していました。

PS2 の映像出力ケーブルは、赤・黄・白の 3 本線端子となっており、
現代のテレビやモニターでは、これらの入力端子が搭載されていないことも多く、
HDMI コンバータ(変換器)を使用されている方も多いかと思います。

この HDMI コンバータの不具合によっても、
映像の乱れやチラつきといった症状が発生する場合があるため、
本体の故障を疑う前に、コンバータ側を確認することも重要です。

それでも症状が改善しない場合は、一度ご相談ください。

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