今回は、PlayStation2規格ディスクが読み込めない症状で修理をご依頼いただきました。
本体は正常に起動しており、使用中に突然電源が落ちてしまうといった致命的な不具合は確認されていませんでした。
しかし、シャットダウン時にピピピというエラー音が鳴り、正常に電源を切ることができない症状と、
起動時に時計設定画面が表示される症状が確認されたため、
追加で修理を行った事例となります。
症状の様子について
正常に起動するものの、
シャットダウン時に赤点滅が発生し、正常に電源を切ることができない症状を確認しました。

シャットダウン時にピピピとエラー音が鳴る原因について
PS3は、システムが正常にシャットダウンできなかった場合に、
ピピピとエラー音が鳴ることがあります。
起動時にピピピとエラー音が鳴り、起動できない症状は「YLOD」と呼ばれており、
この場合は本体を起動することができません。
一方、この症状の場合は、正常に起動し、ゲームプレイ自体は問題なく行えることがほとんどです。
そのため、使用自体は可能で、
気にせずそのまま使われているケースも多い症状です。
主な原因としては、
HDDの処理が正常に終了しなかった場合や、
メイン基板上のコンデンサ類の劣化、
システムの一時的なエラーなどが考えられます。
一時的なエラーによるものであれば、大きな問題にならないこともありますが、
コンデンサ類の劣化が原因で、シャットダウン時に毎回赤点滅が発生する場合は、
将来的に起動できない故障へ発展する可能性があります。
また、主要チップの致命的な故障が原因となっているケースもあり、
どの部分が故障しているかは、外見から判断できない症状です。
正常にシャットダウンできない原因を調べる
今回のPS3では、シャットダウン時に毎回症状が発生していたため、
基板側の故障である可能性が高いと判断し、
まずはメイン基板の点検を行います。


メイン基板を点検する
この症状は、CPU(CELL)周辺のコンデンサ劣化が原因で発生するケースが多いため、
該当箇所を中心に点検を行います。


今回の正常にシャットダウンできない原因について
点検を行った結果、CELL側のコンデンサ(プロードライザ)の劣化が原因と判断しました。
このため、該当箇所の修理を行います。

メイン基板の修理を行う
今回は、お客様が想定されていなかった故障であり、
ご予算にも限りがあったため、最低限の修理内容にて対応しました。






内部清掃・熱伝導グリスの塗り替えおよび電池交換を行う
起動時に時計設定画面が表示されていたことから電池交換を行い、
あわせて、劣化が見られた熱伝導グリスの塗り替えと内部清掃を実施しました。

組み立てていきます。





動作点検を行う
修理後は、症状が改善していない可能性があるため、
分解したままの状態で動作点検を行います。


時計の設定を忘れていました( ;∀;)
PS3の修理をご検討中の方へ
今回の症状は、CPU周辺のコンデンサ劣化が原因と判断しました。
該当部品の交換に加え、今後もできるだけ長く使用できるよう、メンテナンスも行っています。
当社では、PS3に発生するさまざまな故障の修理に対応しています。
PS3の不具合でお困りの場合は、下記ページよりご相談ください。

