PS2の映像が乱れる故障の修理事例(SCPH-30000)

正常に起動するものの、
画面が乱れた状態で何が表示されているか判別がつかないPS2(SCPH-30000)の修理をご依頼いただきました。

目次

お預かり時の状態

お客様からの申告通り、映像が乱れて表示される症状を確認しました。

現在では、
コンポジットAVケーブル(RCAケーブル、三色ケーブル)端子が搭載されているテレビやモニターはほとんど無く、
HDMI変換器(HDMIコンバータ)を使用されている方が多い状況です。

HDMI変換器の故障や相性により、
映像が乱れる、色合いがおかしくなるといった症状が発生するケースもあります。
そのため、変換器を使用している場合は、
別の変換器に交換するか、純正ケーブルで接続して本体の故障かどうかを確認することをおすすめします。

点検する環境が無い場合は当社でも点検は可能ですが、
点検料や送料が発生してしまうため、可能であれば一度ご自身の環境で確認してみるのがよいかと思います。

SCPH-30000の映像が乱れる不具合の証拠写真
映像が乱れたり、ノイズが走ったり、
稀に正常に映るものの、映像が途切れる状態でした。
SCPH-30000本体の写真
今回お預かりしたPS2。
分解して原因を調べます。

映像が乱れる原因を調べる

初期点検後は、本体を分解し映像が乱れる原因を調べます。

SCPH-30000の内部の写真
SCPH-30000の内部。
SCPH-30000の分解時の写真
電源基板やその他の部品を外します。
SCPH-30000の分解時の写真
シールドプレートを外します。
SCPH-30000の基板取り出し時の写真
ドライブを外します。
SCPH-30000のメイン基板
こちらがSCPH-30000のメイン基板。
SCPH-30000のコンデンサ点検時の写真
コンデンサ等の部品をチェックします。
SCPH-30000の主要チップの写真
チップ周りの抵抗等もチェック。

今回の原因と修理内容について

メイン基板の点検を行った結果、
コンデンサなどの電子部品の故障により、映像が乱れる不具合が発生していました。

該当する電子部品の交換を行い、正常に映像が出力されるかを点検します。

SCPH-30000の基板修理時の写真
劣化しているコンデンサを交換します。
SCPH-30000の基板修理時の写真
少しでも劣化しているようであれば交換しています。
手間は掛かりますが、この方法が一番早かったり…(;´Д`)

原因が分からない時は、片っ端から交換するローラー作戦を行うことも。

動作点検と組み立て

SCPH-30000の基板修理後の動作点検時の写真
動作点検を行います。
…といっても、すでに何度も点検しているので、
【映像乱れ】が直っていることは分かっています。
SCPH-30000の基板修理後の動作点検時の写真
正常に映像が出力されるようになりました。
SCPH-30000の基板修理後の動作点検時の写真
同梱いただいたゲームディスクで動作点検を行います。
SCPH-30000の基板修理後の動作点検時の写真
修理完了!

PS2の映像が乱れる不具合でお困りの方へ

今回の映像が乱れる症状の原因は、基板上の電子部品の故障により発生していました。

ノイズや映像がまれに乱れるといった症状は、
やがて一切映像が出力されなくなる故障へと発展するケースも多く、この症状が発生する原因は多岐にわたります。

今回は電子部品の故障によって発生していましたが、
GPUなどの主要チップの故障により発生するケースもあるため、適切な点検と修理が必要です。

中古の本体を購入するといった選択肢もありますが、
発売から年数が経過していることもあり、内部の状態が良くない本体も多い印象です。

購入してもすぐに同様の症状が発生する可能性もあるため、修理を行い長く使うという選択も一つの方法といえます。

当社では予防修理も含めて部品交換などを行っておりますので、PS2の故障でお困りの際は一度お問い合わせください。

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