コントローラーは有線では接続できるものの、
無線では接続できず、インターネットにも接続できない状態とのご相談をいただきました。
その状態でシステムソフトウェアアップデートを行ったところ、
更新途中で停止し、「アップデートに失敗しました」と表示されるとのことです。
再起動やセーフモードでの起動を試しても途中でエラーが発生し、
XMBまで進めない状態とのことで、PS3(CECH-4000B)をお預かりしました。
お預かり時の状態
システムソフトウェアアップデート中にエラーが発生する原因の多くは、
メイン基板の故障によるものです。
一方で、一時的なエラーであるケースもまれにあるため、
お預かり後は当社の環境で再度システムソフトウェアアップデートを実施し、
どのタイミングでエラーが発生するかを確認します。


再起動しても同じ箇所でエラーが発生する状態でした。
本体を分解し、アップデートに失敗する原因を調べる
今回のケースでは、
コントローラーが無線接続できない、インターネット接続ができないという症状について
事前にご連絡をいただいていたため、PS3本体内部の基板故障によりアップデートエラーが発生していると判断しました。
具体的には、基板上のBluetoothやWi-Fiに関連するチップ、
またはそのチップへ接続される回路上の電子部品の不良が考えられるため、基板を取り出して該当箇所の点検を行いました。








アップデート中にエラーが発生する原因と修理内容について
メイン基板の点検を行った結果、
チップへ接続される回路上の電子部品の不良により、チップが正常に動作していない状態でした。
その影響で、システムソフトウェアアップデート中にエラーが発生していたと判断しています。
該当部品の交換を行い、アップデートが正常に完了するかを確認します。

アップデートエラーが発生していました。

新しいレギュレータに交換します。
組み立てと動作確認
部品交換後は、
電子部品の不良によりチップ自体も故障している可能性があるため、
最小構成で本体を組み立て、モニターに接続してアップデートエラーが解消されているかを確認します。




コントローラーが無線接続できるか等を調べます。



PS3のシステムソフトウェアアップデート中にエラーが発生した場合
システム更新中にエラーが発生し、
表示された案内に従って再起動後に再度アップデートを試みてもエラーが発生し続ける場合、本体の修理が必要となります。
また、アップデートエラーのループ症状が発生すると、
XMB(PS3のホーム)に到達できなくなり、データの閲覧やバックアップを行うことができません。
さらに、PS3のスリム型は一度でもHDDやSSDを交換して起動させた場合、
それまで使用していたHDDやSSDの内部データは閲覧・バックアップ・コピーができなくなります。
そのため、修理を検討されている場合や当社へご依頼いただく場合は、
HDDやSSDの交換や初期化は行わないようご注意ください。
当社への修理依頼や修理料金の確認については、以下のページよりご確認ください。

