PS3(CECH-4000C)システムソフトウェア4.93で更新失敗。アップデートが進まない症状の修理

システムソフトウェア4.93が公開されたため、
更新を行ったところ60%付近でエラーが発生し、起動できなくなったPS3(CECH-4000C)の修理をご依頼いただきました。

目次

お預かり時の状態

システムソフトウェア4.93への更新時にエラーが発生する場合、
メイン基板側の不具合が原因となっているケースが多く見られます。

ただし、アップデートデータの不整合や一時的な不具合によって同様の症状が発生することもあるため、
お預かり後は当社の環境にて再度アップデートを行い、
エラーが発生するタイミングや挙動を確認します。

アップデートに失敗してしまうCECH-4000Cの写真
今回お預かりしたCECH-4000C。
CECH-4000Cのシステムソフトウェアアップデートエラー画面の写真
システムソフトウェア4.93に更新時にエラーが発生したとのことで、
修理をご依頼いただきました。

原因の調査

本体を分解し、アップデートが失敗する原因の特定を行います。

CECH-4000C本体の写真
本体を分解して基板を取り出します。
CECH-4000Cの内部の写真
CECH-4000Cの内部。
CECH-4000Cの基板取り出し時の写真
電源ボックス等を外します。
CECH-4000Cのメイン基板の写真
こちらがCECH-4000Cのメイン基板。
CECH-4000Cの基板点検時の写真
テスターを使用して、故障部分を探します。

今回の原因と修理内容

基板の点検を行った結果、
メイン基板上に実装されている電子部品の故障により、アップデートエラーが発生していると判断しました。

該当部品および関連部品の交換を行い、アップデートが正常に完了するかを確認します。

CECH-4000Cのアップデートエラー修理時の写真
ホットエアーを使用して部品を取り外します。
CECH-4000Cの故障したレギュレータの写真
この小さい部品が故障していました。

組み立てと動作確認

部品交換後は、
電子部品の不良の影響でチップ自体も故障している可能性があるため、
最小構成で本体を組み立て、モニターに接続してアップデートが正常に完了するかを確認します。

CECH-4000Cの修理後の動作点検時の写真
修理後は最小構成部品で本体を組み立てて動作確認。
CECH-4000Cの修理後の動作点検時の写真
無事、アップデートが完了しました。
CECH-4000Cの修理後の動作点検時の写真
組み立てて最終動作確認を行います。
CECH-4000Cの修理後の動作点検時の写真
修理完了!

システムソフトウェア4.93へと更新中にエラーが発生した場合

2026年にPS3のシステムソフトウェア4.93が公開されました。
これに伴い、本体に不具合を抱えた状態で更新を行った場合、エラーが発生し起動できなくなるケースが増えています。

多くの場合、システムソフトウェア自体の問題ではなく、本体の故障が原因となっています。
アップデート中のシステムチェックにおいて異常が検知されることで、更新が正常に完了せずエラーが発生します。

現在、ソニーでのPS3修理サポートは終了しているため、
アップデートエラーを解消するには、ご自身で修理を行うか、民間の修理業者へ依頼する必要があります。

また、アップデート中にエラーが発生した場合、
更新が完了しない限りデータの閲覧やバックアップを行うことができません。

当社ではデータの保持を優先して修理を行っておりますので、PS3内に保存されたデータを維持したまま復旧を検討されている場合は、一度ご相談ください。

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