電源が入らないと一言にいっても、その症状は様々です。
起動するが、起動中に電源が落ちてしまう症状。
起動するが、起動中に電源ランプが消灯する症状。
電源コードを差し込んでもランプが一切点灯しない症状。
このように、電源が入らない症状にも様々なパターンがあります。
今回お預かりしたスリム型PS3では、
電源コードを差し込んでもスタンバイ状態を示す赤いランプが点灯しない故障が発生していました。
赤いランプが点灯しない原因
公式サイトのランプ表示に関する情報を確認したり、AIやGoogleで検索したりした際に、
【電源コードはしっかり差し込まれていますか】
【タコ足配線ではなくコンセントから直接接続していますか】
【電源コードは破損していませんか】
といったトラブルシューティングをよく見かけるかと思います。
また、「そうじゃない」と言いたくなるパターンとして、
起動はするものの途中でピピピとエラー音が鳴り、
電源が落ちてしまうYLODの情報ばかりが検索結果に表示されることもあるのではないでしょうか。
電源コードの故障やタコ足配線
「おい!」と言いたくなるお気持ちは分かります。
電源コード類はすでに確認済みですよね。
少し違った角度からお話します。
実際のところ、
電源コードをウサギに噛まれた、明らかに破損している、
断線しているといった目視で確認できる異常がない場合、電源コードが原因であるケースはそれほど多くありません。
ただし、ケーブルを触った際にブヨブヨしている、
部分的に伸びるような感触がある場合は、内部で断線している可能性があります。
また、タコ足配線や電源タップの故障が原因となるケースもありますが、
こちらも実際にはあまり多くありません。
他の電化製品を接続して問題なく使用できるようであれば、問題ないと考えて良いでしょう。
PS3本体の故障
電源ケーブル関連に問題がない場合は、PS3本体が故障している可能性が高いでしょう。
スタンバイランプが点灯しない故障が発生しやすい要因として、
torne(トルネ)などで自動的にPS3が起動するよう設定し、
常時スタンバイ状態で使用している場合に発生しやすい印象です。
当社にご依頼いただくお客様からのご相談として多いのが、
「録画予約をしていたが起動しなかったので本体を見たら電源が入らない状態になっていた」
「電源ケーブルを挿しっぱなしにしていたが、気付いたらランプが消灯していた」
といった内容です。
次に、PS3本体のどこが故障しているのかを簡単に紹介します。
電源ユニット、起動スイッチの故障

あまり事例がない部品として、
電源ユニットや、起動スイッチが挙げられます。
スタンバイランプが点灯しないということから、電源ユニット、スイッチ類が故障が
考えられがちですが、意外にも少ない印象です。
メイン基板の故障

最も多いのが基板の故障です。
多いといっても、ほぼ基板といっても過言ではないほど
基板に実装されている電子部品の故障により、スタンバイランプが点灯しない故障が発生しています。

実際に修理したPS3を紹介
ここからは、実際にお預かりしたPS3 CECH-3000の
スタンバイランプが点灯しない故障の修理事例を紹介します。


赤いランプが点灯しない故障でお預かりしました。
原因を調べる
本体を分解して原因を調べます。
まずは比較的簡単に確認できる電源ユニットや起動スイッチを、
点検用の部品と入れ替えてスタンバイランプが点灯するかを確認します。
そこで改善が見られない場合は、メイン基板の点検へと進みます。


赤いランプは点灯しませんでした。





修理を行う
基板を点検したところ、
原因と思われる電子部品を発見したため、部品を交換して症状が改善するかを確認します。


スタンバイランプが点灯するかを確認します。

組み立てて動作確認を進めます。
組み立てと動作確認



ゲームディスクが本体内に取り残されていたようです。

PS3のスタンバイランプが点灯しない故障でお困りの方へ
今回お預かりしたPS3のスタンバイランプが点灯しない原因は、
メイン基板に実装されている電子部品の故障でした。
基板を交換した場合は、
これまで保存していたセーブデータや、torne(トルネ)で録画した番組などが消失してしまいます。
一方で、
基板上の電子部品を交換して修理を行う場合は、多くのケースでデータを残したまま修理が可能です。
PS3の電源が入らない、
スタンバイランプが点灯しない症状でお困りの方は、ぜひ一度バニークラフトまでご相談ください。

