正常に起動し、本体の電源ランプは青ランプから白ランプへ変わるものの、
テレビ画面へ映像が出力されない不具合のあるPS4 CUH-1100Aの修理をご依頼いただきました。
PS4の映像が出力されない原因は?
PS4において、HDMI出力不良の原因は多岐にわたります。
一般的にはHDMI端子の破損や故障と思われがちですが、
実際にはHDMI端子自体には問題がなく、基板側の電子部品故障によって発生しているケースも多い印象です。
本体のHDMIケーブル差込口を目視で確認し、
・端子内部のピンが曲がっている
・ピンが折れている、無くなっている
・端子自体が変形している
といった状態が見られない場合は、HDMI端子以外の基板側故障である可能性が高くなります。

正常に起動し、白ランプへとなるものの、
画面が真っ暗な状態でした。

No Signal
信号なし
と表示されておらず、映像信号は本体から出ている状態でした。

映像が出力されない原因を調べる
今回お預かりしたCUH-1100Aの症状として、
HDMIケーブルでテレビへ接続し、本体を起動させた際に、テレビ画面側には接続反応がある状態でした。
このことから、HDMI端子の破損や、比較的軽度な基板側故障が考えられる状態でした。
一方で、
・本体を起動してもテレビ側に全く反応がない
・電源ランプが青点滅のまま白ランプへ切り替わらない
・白ランプへ切り替わるものの、白ランプがゆっくり点滅している
といった症状の場合は、
基板上の主要チップ故障や、HDMI出力関連チップ、周辺電子部品の故障である可能性が高い状態です。

この場合は、
HDMI端子の故障や、軽度な電子部品故障が疑われます。

本体を分解する




メイン基板の点検と修理
メイン基板を取り出し、HDMI関連部分を中心に点検を行いました。
点検の結果、HDMI端子の破損により映像が出力されない状態であると判断し、
HDMI端子交換を行い、正常に映像が出力されるかを確認します。


一部のピンは接触していたため、
テレビ側では信号自体は検知しているものの、
正常に映像を出力できない状態であったものと思われます。

HDMI端子を交換する

取り外し作業を行いやすくするためにフラックスを塗布します。
※写真内の白い液体はフラックスです。

HDMI端子を基板から取り外します。










組み立てと動作確認
HDMI端子の破損は、
端子内部のピン同士が接触することで、基板上の電子部品が故障(ショート)しているケースがあります。
HDMI端子交換後は関連部分の点検も簡単に行いますが、
そのほかの不具合やHDMI端子の取り付け不良などが発生している場合、再度分解作業が必要となってしまいます。
そのため、まずは最小構成の状態でPS4を組み立て、正常に映像が出力されるか動作確認を行います。





PS4の映像出力不良でお困りの場合は
今回お預かりしたCUH-1100AのHDMI出力不良は、HDMI端子の破損により発生していました。
映像が出力されない状態にもかかわらず、
HDMI端子の破損に気付かないまま何度もHDMIケーブルを抜き差しすることで、
端子内部のピンが変形し、基板側故障へ発展してしまうケースがあります。
そのため、映像が出ない場合は、まずHDMI端子の状態を確認することが重要です。
また、HDMIケーブル側の故障も多いため、
・HDMI端子の確認
・HDMIケーブル交換
・別のテレビやモニターで確認
といった順番で切り分けを行うのがおすすめです。
そのうえで、本体側故障と判断された場合は、ぜひ一度当社まで修理をご相談ください。
お見積りは以下のページよりご確認いただけます。

