PS3 CECHA00の赤いランプが点滅して電源が入らない故障の修理事例

起動してから2秒ほどで電源が落ち、
「ピピピ」とエラー音が鳴ったあと、赤いランプが点滅してしまうPS3 CECHA00の修理をご依頼いただきました。

目次

赤いランプが点滅する症状について

起動してから数秒ほどで強制的に電源が落ちてしまう症状は、
PS3で多く発生し、「YLOD」と呼ばれています。

この症状は、ゲーム中にのみ発生したり、
起動後にホーム画面まで進むものの、操作した際に発生したりと、さまざまなタイミングで発生します。

今回お預かりしたPS3のお預かり時の状態がこちらです。

初期型PS3本体の写真
初期型PS3(60GB)です。
起動ボタンを押してから
数秒で電源が落ちる症状が発生していました。

電源が入らない原因を調べる

YLODは、PS3を構成している部品の故障により発生します。

特に、メイン基板上に取り付けられている電子部品の故障や劣化が原因となっていることが多い症状です。

当社のYLOD修理では、
PS3の基板とパソコンを接続してエラー情報を確認し、実際に基板の点検を行ったうえで修理を進めています。

そのため、まずはメイン基板を取り出し、原因を調べる工程から始めます。

初期型PS3の電源ランプの写真
本体を分解します。
初期型PS3の内部の写真
こちらがCECHA00の内部です。
初期型PS3の分解時の様子
各部品を取り外して、基板を取り出します。
初期型PS3のメイン基板の写真
PS3の基板にケーブルを取り付けて、パソコンに接続します。

修理を行う

点検を行った結果、
メイン基板上の電子部品の劣化により、YLODが発生している状態でした。

そのため、該当部品を交換し、症状が改善するか、安定して起動するかを確認します。

初期型PS3の基板に実装された電子部品の写真
YLODの原因は、赤枠部分の部品が劣化していたことによるものでした。
初期型PS3の基板に実装された電子部品を取り外した後の写真
基板から部品を取り外します。
初期型PS3の基板修理時の写真
新しい部品を取り付けます。
初期型PS3の基板修理時の写真
MLCCをピンセットでつかんでいる様子
小さい部品も取り付けて安定して起動できるように修理を行います。

動作確認と組み立て

初期型PS3の基板修理後の動作確認時の写真
症状が改善しているかを確認します。
初期型PS3の基板修理後の動作確認時の写真

起動スイッチが赤から緑に変わり
症状が改善したことを示している
修理を行ったことで、電源が落ちる症状が解消されました。
初期型PS3の基板修理後の清掃時の様子。
CPUグリスを交換します。
初期型PS3の基板修理後の清掃時の様子。
熱伝導グリス除去後。
清掃しつつ、本体を組み立てます。
初期型PS3の新しいCMOSバッテリーの写真
PS3には内蔵電池が取り付けられており、
電池切れを起こすと日時がリセットされてしまうため、
新しい電池へ交換します。
組み立てます。
初期型PS3の組み立て後の写真
上側の外装を取り外した状態で、
動作確認を行います。
初期型PS3の起動時に表示される日時設定画面
日時を合わせます。
正常に起動している初期型PS3とテレビ画面の写真
ゲームディスクの読み込み確認などを行い、
安定して起動し続けるかを確認します。

問題がなければ、修理完了です。

PS3の電源が入らない故障でお困りの方へ

今回お預かりしたPS3では、
メイン基板の故障により、電源が入らないYLODが発生していました。

基板の故障といっても、PS3の基板にはたくさんの電子部品が取り付けられています。

中でも、GPUやCPUのような頭脳部分にあたる
主要チップの故障によって、YLODが発生していることもあります。

YLODは多くのケースで修理可能ですが、
故障している箇所や修理内容によっては、セーブデータなどの内部情報が消失する恐れもございます。

修理費用やデータに関する注意事項、当社への修理依頼方法を詳しく確認したい方は、以下のページをご覧ください。

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