【PS3 CECHA00】 ゲーム中に電源が落ちる症状を修理|YLOD修理と内部清掃

正常に起動し、ホーム画面(XMB)の表示や設定変更、
インターネット接続はできるものの、
PS3のゲームを起動するとプレイ中に突然「ピピピ」とエラー音が鳴り、
そのまま電源が落ちてしまうCECHA00の修理をご依頼いただきました。

目次

依頼内容について

今回お預かりしたCECHA00のご依頼内容は、

・ゲーム中に電源が落ちてしまう不具合の修理
・外装洗浄を含む内部清掃および熱伝導グリスの交換
・起動時に時計設定画面が表示されるため、内蔵電池の交換

の3点です。
まずは、電源が落ちてしまう不具合の修理から行います。

電源が入らないCECHA00本体の写真
今回お預かりしたCECHA00です。
起動は可能と伺っていましたが、
当社で初期点検を行ったところ、
起動できない不具合へと症状が変化していました。

ゲームプレイ中に電源が落ちてしまう原因を調査

電源が入らない、起動できない症状を指すYLODは、多くのCECHA00で発生します。

この症状は、
PS3を構成する電子部品の故障により発生し、故障箇所や発生するタイミングは様々です。

YLODについての詳細は、下記のページで解説しておりますので、ぜひご参照ください。

CECHA00の内部の写真
CECHA00の内部です。
CECHA00の内部の写真
分解中の様子
各部品を取り外して、メイン基板を取り出します。
CECHA00の下側カバーのホコリが溜まっている様子
清掃前の内部のホコリ。

発売から年数が経過しているため、
多くのPS3内には汚れやホコリが溜まっていることが多い印象です。
CECHA00の内部の写真
冷却ファンやシールドプレートにホコリがある写真
内部のホコリの写真。
後ほど、清掃します。
CECHA00の基板に、リーダーを接続した後の写真
メイン基板にリーダーを取り付けて、
パソコンと接続します。
CECHA00と接続されたリーダーの写真
パソコンと接続して、
電源が入らない原因を調べます。

電源が落ちる原因と修理内容について

原因を調査した結果、
メイン基板上に取り付けられているプロードライザと呼ばれるコンデンサの一種の劣化により、
ゲームプレイ中に電源が落ちてしまう症状が発生していると判断しました。

今回の場合、
お客様からはゲームプレイ中のみ電源が落ちると事前に伺っていましたが、
当社でお預かり後に点検を行ったところ、起動後すぐに電源が落ちてしまう症状へと変化していました。

これは、数日間PS3の電源を入れなかったことで、
コンデンサの劣化が進行し、正常に起動できない状態になったため発生したものと考えられます。

また、コンデンサの特徴として、
温まった際何度か電源を入れ直すことにより、一時的に回復することがあります。

そのため、起動できないほど症状が悪化した場合であっても、
何度か電源を入れ直すことで起動できるようになるケースもあります。

CECHA00のメイン基板裏側の写真
プロードライザの説明写真
CECHA00の基板裏側です。

真ん中付近にある、紺色長方形の部品がプロードライザです。

プロードライザを交換する

劣化しているプロードライザを交換します。

CECHA00のメイン基板には、
CPUとGPUの2つの主要チップが搭載されており、それぞれ4個ずつプロードライザが取り付けられています。

PS3本体が起動できなくなる原因として多いのが、GPU側のプロードライザの劣化です。
※PS3では、GPUのことをRSXと呼びます。

今回お預かりしたPS3においても、GPU側のプロードライザ劣化により、
起動できない症状やゲームプレイ中に電源が落ちる症状が発生している可能性が高い状態でした。

そのため、計4個あるうちの2個を交換し、症状が改善するかを確認します。

CECHA00のメイン基板のプロードライザを取ったあとの写真
プロードライザを取り外して、
基板に残ったハンダを除去します。
CECHA00のメイン基板のプロードライザを取ったあとの写真

清掃中の様子
除去後は、フラックスクリーナー(アルコール)を使用して、
基板を清掃します。
CECHA00のメイン基板にPOSCAPコンデンサを取り付けている時の写真
電源落ち修理中の様子
代替品であるコンデンサを取り付けます。

動作確認を行う

修理後は、症状が改善しているかを確認するため、最小構成の部品のみで組み立てて動作確認を行います。

CECHA00のメイン基板修理後の動作確認時の様子
修理後は、簡単に組み立てて動作確認を行います。
CECHA00のメイン基板修理後の動作確認時の様子

起動スイッチ基板がスタンバイ状態を示している様子
主電源を入れます。
CECHA00のメイン基板修理後の動作確認時の様子

起動スイッチ基板が起動中の状態を示している様子
起動スイッチを押して、いざ起動!
修理後のCECHA00の起動画面
HDMI出力選択画面
電源が入らない症状が改善しました。

清掃と電池交換

基板修理後、正常に起動できる状態へと改善したため、次に外装の洗浄と電池交換を行います。

CECHA00の基板から、冷却ファンを取り外している時の写真
清掃を行うために、
各部品を取り外します。
CECHA00の外装を洗浄前の写真
水洗いできるパーツは、洗剤を使用して洗浄します。
CECHA00の外装を洗浄中の写真
洗浄中の様子。
CECHA00の外装を洗浄中の写真
高圧洗浄機使用時
高圧洗浄機を使用して、隙間に詰まったホコリや汚れを除去します。

当社では、小型のケルヒャー(高圧洗浄機)を使用しています。
CECHA00の主要チップの熱伝導グリスを拭きとったあとの写真
劣化した熱伝導グリスを拭きとります。
CECHA00の冷却ファンを清掃後の写真
冷却ファンは水洗いできないので、
エアーとハケで清掃します。
CECHA00のCOMSバッテリーの写真
起動時に、時計が毎回表示される原因の多くは、
内部に取り付けられている電池の劣化(電池切れ)です。

新しい電池へと交換します。

組み立てと動作確認

CECHA00の修理・清掃後の組み立て時の写真
しっかりと乾燥させて、本体を組み立てていきます。
CECHA00の修理・清掃後の組み立て時の写真
ディスクドライブなどの部品を取り付けます。
CECHA00の修理・清掃後の動作確認時の様子

テレビの画面
本体を起動させて、時刻を設定します。

その後は、ゲームディスクを読み込むか、
ゲームプレイ中に電源は落ちないか。等の動作確認を行います。
CECHA00の修理・清掃後の組み立て時の写真
上部カバー取り付け時
動作確認後は、
上部カバーを取り付けます。
CECHA00の外装磨き前の写真
最後に、上部カバーの傷を取ります。

当社では、電動ポリッシャーと
自動車用コンパウンド(傷消し剤)を使用して、
上部カバーの傷取りを行っています。

※こちらは施工前の状態です。
CECHA00の外装磨き後の写真
傷取り後の写真。

深い傷は消えませんが、
小傷や擦れは目立ちにくくなるため、ある程度は綺麗になります。
CECHA00の外装磨き後の写真
傷部分の接写
このように深い傷は残ってしまいますが、
本体に艶が出ます。
CECHA00の最終動作確認時の写真
サムネイル用
最終動作確認を行って修理完了!

PS3の電源が落ちる症状が発生したらどうしたらいい?

PS3の電源が落ちてしまう症状や、起動できない症状は、様々な原因により発生します。

そのため、原因を特定し、適切な修理を行う必要があります。

当社では、
PS3の基板とパソコンを接続してエラー情報を分析し、その情報をもとに点検・修理を行っております。

そのため、原因の根本的な修理を行うことが可能ですが、
修理後であっても別の箇所が故障することで、症状が再発するケースもあります。

YLODは完全な再発防止が難しい症状ですが、
当社で修理をご依頼いただいた場合は、
保証期間終了後であっても割引価格で修理を行うなど、長くPS3をご利用いただけるよう対応しております。

再発を完全に防ぐことはできませんが、
可能な限り長く使用できるよう修理を行っておりますので、
PS3の電源が落ちる故障の修理業者をお探しの際は、BunnyCraftもご検討いただけますと幸いです。

料金や修理方法については、以下のページで解説しております。

また、ページをご覧いただいた後に修理をご依頼いただけるよう、依頼フォームも設けております。

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